Interview 001

株式会社川金コアテック
2010年入社/
技術本部 技術部
中村 美咲

建築が好き!
14歳からの夢は、
人々を守るモノづくりへ
Column 001

人々を守る建築を作りたい

中学生の頃から西洋建築、とくにガウディが大好きで、大学の建築学科は構造を専攻しました。就職先を考えるにあたり、ふと自宅のある「川口」と「建築」のキーワードで調べたころ、川金コアテックが建築系の人材を募集していることを知りました。その前身の川口金属工業は、鋳物の街川口では昔から有名な企業ですから、そのグループで建築や免震に関係する仕事に携われるのならと、迷うことなく応募しました。
現在の私のメイン業務は建築用の部材、特に免震装置の設計ですが、入社後2年半は開発部に所属し、茨城工場の製造現場で初歩から免震装置の開発を学びました。大型の試験機で繰り返し試験データを取り、図面やデータと向き合いながら、必要な性能を持つ実際の製品を作り上げるまでを現場で経験したことが、現在の川口本社での設計業務に大きく役立っています。今はPCに向かって設計している時間が圧倒的に多いのですが、疑問が出ると気軽に茨城の工場に電話で相談することもよくあります。

ある一日のスケジュール

8:40
受信メールで先日A設計事務所に提出した図面へのコメントを確認。修正作業に入る。
11:00
共同でBプロジェクトを担当するDさんと上司との3人で見積書作成に向けミーティング。
13:00
設計中の案件Dについて、実際の製造が難しくないかを予算面も含め、現場担当者に電話で相談。
17:30
今日はランニングの日。定時で上がって自宅で着替え、地元のラン仲間との待ち合わせへ。
Column 002

自分のペースでキャリアアップを

最初は先輩のアシスタントから入り、小さい案件から徐々に任せてもらえるようになりました。大規模なプロジェクトでは部材ごとに数人が担当したりと、常に4本くらいの案件を並行して進めています。また、担当する案件もいろいろで、免震装置以外にも、建築用の鋳物部材などの設計も行います。
納期を守り必要な報告をしていれば、時間配分は任せられるので、趣味や勉強のための日を作り、その前後で調整して当日はさっと上がっていく社員も多いですよ。私は入社後5年で念願の一級建築士の資格を取得できましたが、かなりの勉強時間が必要な資格なので、残業が多い設計事務所やゼネコン勤務の受験生は時間の確保に苦労されます。その点、私は恵まれていましたね。資格取得後は籠もって勉強していた反動からか体を動かしてみたくなり、ランニングを始めました。職場の有志で組んだチームがクラブに昇格し、リレーマラソンやフルマラソンに参加しています。

Column 003

仲間と共に成長できる機会がたくさんあります

建築に携わるのは子供の頃からの夢でした。しかも安全を守る装置や構造の設計ですから、社会の役に立つ仕事をしているという充実感ややりがいは大きいですね。また、オフィスにはスペイン・台湾・中国の技術者が勤務していて、それに今はベトナム人研修生も技術研修で来ており、身近に外国語が飛び交っています。建築学会に提出する論文の要約部分や図表は英語で記載するルールになり、身近にグローバル化を感じています。
勤続9年では、大企業ならまだ補助的な役割が多いと思いますが、当社では早いうちからいろいろな案件に関わって多くの経験を積むことができる、これが面白いところですね。私も開発部と設計部を兼任することで、それぞれがいい刺激になったり、新しい発想に結びついたりしています。社内の人間関係も拡がり、知識や情報を共有してお互いに役立てることができます。やってみたいと思うことがあるなら、周囲も積極的に協力してくれる風通しの良い社風ですから、自分を成長させるチャンスはたくさんありますよ!